ローカルPCのVMで Rocky Linux 8 をインストールしてみた

Linux

CentOSの開発が終了となりCentOS7のサポート期限も2024/6/30までとなっている。
Rocky Linux への乗り換えを検討されることが多くなったため検証環境を構築。

パソコンのローカルにインストールしているVMware Workstation Playerに、Rocky Linux 8をインストールしてみたので、その時の記録。

【環境】
ホスト:Windows10
仮想基盤:VMware Workstation 15 Player

iso ダウンロード

Rocky Linux の公式サイトから、OSインストール用のisoファイルをダウンロードする。
今回はCentOS8の代替ともなりうるRocky Linux 8 を選択する。

公式サイトにアクセス

今回はこちらを選択し、ダウンロードが完了するのを待つ。
※端末のディスク残量に注意
Rocky-8.7-x86_64-dvd1.iso:11.2GB
Rocky-9.1-x86_64-dvd.iso:8.38GB

仮想マシン作成

VMware Workstation 15 Player 上に仮想マシン(OSを入れる器)を用意する。
仮想マシン(以下VMという)の詳細な作成方法についてはここでは省略する。
OSはひとまず「その他の Linux 5.x 以降のカーネル(64ビット)」を指定。

ディスクは12.1GB以上にしておくこと。
でないと、この後OSインストールする時こんな風に怒られる。
メモリはお好みでいいが、あまり低いと動きが遅いので注意。

ディスク足りないってー

無事VMが作成されたら「仮想マシン設定の編集」を開く。

初回起動時にRocky Linux のisoをマウントさせる。
※VM作成時にあらかじめ設定しておいてもOK

Rocky Linux 8 インストール

VMを起動させると無事インストール確認画面が表示された。

Install Rocky Linux 8 を選択。
読込まれるのを待つ。

インストール確認画面が表示された。
デザインとか、ほぼCentOSと同じ。CentOSの後継というだけあるな。
日本語でインストールする。

設定が必要な項目は警告マークが出ているので、適宜設定する。
私が設定したのは、「インストール先」「ネットワークとホスト名」(表示が切れてる)
と「root パスワード」。

「ネットワークとホスト名」はデフォルトでEthernetのインターフェースが無効になっているので、
ここで有効(オン)にしておいた方が便利。ホスト名も変えておく。
後からOS上でも設定可能だが、ちょっとめんどくさいのでここでやっておくことをお勧めする。

警告が全て解消されれば、右下の「インストールの開始」がクリックできるようになるので
インストール実行し気長に待つ。

インストールが完了したら、システムの再起動を実施。
端末のスペックにもよるが、インストール中・再起動中はPC自体が重くなるので
極力他の作業は並行して行わない方がいいかも。

動作確認

初回起動時にライセンスの同意を求められるので、同意して完了する。
※もしこの画面で固まってしまったら、VMware側の再起動メニューでOS再起動してみるとよい

無事OSが起動した。デフォルトでGUIでの接続となった。
ようこそ画面で使用する言語などを選択して、初期設定をすべて完了させる。

CentOSでもおなじみの画面

コンソールでIPアドレスを確認して、SSHでも接続を試みる。
Xwindowが起動しようとして、ポートが違うのでエラー出て怒られたが、一応接続はできた。
他にもタイムゾーンとか直さなきゃいけない項目がいくつかありそうだけど、OSインストール自体は完了。

最後に

インストールする手順は、CentOSとほぼ同じであると感じた。
OS上の動作や設定が少しずつ変わっていると思うので、この検証環境で色々と試していきたい。

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